クレジットカード現金化をすると債務整理ができなくなるのか

借りたものは返さないといけない、これは世間一般の常識です。本であれ、車であれ、期日などの約束を決めて貸し借りしますよね。

もし、期日になっても返さなかったりすると、約束を破ったことになります。友達に借りていたものであれば、友達からの信用はガタ落ちでしょうし、場合によると訴えられるかもしれません。

お金を借りる場合でも期日までに返さなければいけません。しかし、どうしてもお金が返せない場合、債務整理という手段があります。債務整理とは、債務の返済に困っている人に対して、法的に借金を整理できる制度です。

クレジットカード現金化を考えている人は聞いたことがあるかもしれませんが、「クレジットカード現金化をすると債務整理ができなくなるかもしれない」という話があります。

結論から言ってしまえば、クレジットカード現金化を利用したことがクレジットカード会社に把握されている場合は債務整理できない可能性が高いです。

もしクレジットカード現金化を利用していて債務整理しようとするとどうなるか、考えていきます。

債務整理にも種類がある

債務整理と大雑把に言いましたが、その中にも種類があり、大きく3つに分けられます。

クレジットカード現金化を利用した場合でのそれぞれのケースを考えてみましょう。

任意整理

任意整理とは、債権者と債務者が直接任意で交渉することです。クレジットカード現金化をした場合は、債権者はクレジットカード会社になるので、裁判所を通さずにクレジットカード会社と交渉することになります。

ショッピング枠を利用しているので、当然その買い物の内容を聞かれるでしょう。ここでクレジットカード現金化の利用がバレてしまうと任意整理は難しくなります。では、言わなければいいのかというと、そうでもありません。

任意整理をする場合、クレジットカード会社が買った商品の引き揚げを求める場合があります。日用品など、価値が低い商品は引き揚げの対象になることは少ないですが、車や家電製品は引き揚げ対象になり得ます。

買取方式を利用した場合、購入した商品はすでに売却しており、引き揚げるものがありません。つまり、換金目的にショッピング枠を使ったとみなされてしまうのです。キャッシュバック方式を利用した場合でも、商品に価値がないものと判断されるとクレジットカード現金化の利用を疑われる可能性があります。

個人再生

個人再生をする場合は、裁判所に申し立てをして手続きを行います。この際、裁判所は買い物の内容などを確認して個人再生を認めるか否かを判断します。認められると、返済は減額されます。

ギャンブルや極端な浪費については認められていません。クレジットカード現金化についても同じことが言えます。そもそもクレジットカード会社との規約には違反しているので、裁判官の印象は確実に悪いでしょう。

任意整理にも書いたように、買い物の内容を確認するのでバレない可能性は低いです。

自己破産

借金をすべてなしにできる、債務整理の中でも支払い能力が全くない場合の最後の手段です。この場合は、個人再生同様に裁判所に申し立てを行います。借金がなくなりますが、家、車、貯金などの財産がすべて差し押さえられます。

裁判所から支払い能力が無いと認定されると手続きできますが、免責不許可事由に該当する行為を行っていると自己破産できません。ギャンブルや極端な浪費が該当しますが、クレジットカード現金化も当てはまります。

クレジットカード会社との規約に違反するので、悪質とみなされる可能性が高いです。

個人再生同様に買い物の内容を確認されるので、バレないということは難しそうです。

債務整理をするか、クレジットカード現金化をするか

クレジットカード現金化を利用する理由の1つとして、借金を返す為という人も多いかと思います。

借りたお金は返さないといけない、とはいえ、債務を支払う為にまた債務を背負うのは自転車操業であり、いずれかは破綻することはわかっているはずです。

借金をどうにかしたいと考えている人であれば、クレジットカード現金化はまず止めたほうがいいです。いざというときに債務整理できなくなります。

借金をしておらず、クレジットカード現金化を考えている人、利用している人であれば、まずは自分の状況を確認し必要かどうかを判断します。そして、どうしても利用する場合は、いくら必要で、どうやって返していくか、業者はどこを使うかなどの計画を立てましょう。

闇雲に利用を考えていると悪徳業者に騙されてしまい、多重債務者に陥る危険性が高くなります。
優良業者であれば利用に対するアドバイスもしてくれますし、第一に利用がバレる危険性もありません。

債務整理をしなければならないような状況になる前に、まずは自分の日々の生活を1から見直し、借金やクレジットカード現金化をしない選択から考えることが一番重要かもしれませんね。

2017/01/28

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